ライトハウスライブラリーは、さまざまなボランティアのかたに支えられており、その支えあって、多くの視覚障害のかたに点字や声の図書をお届けすることができています。
以下では、各種ボランティアについてご説明します。
○点訳ボランティア
活字の本(インクで印刷された本)から、点字の本を作ることを「点訳」と言います。この作業を「点訳ボランティア」が担っています。
点字には独特の規則がありますので、それを勉強した後、点訳ボランティアとして活動していただけます。以前は点字を直接手で打っていましたが、現在ではパソコン上で点字データを作成し、最終的に点字プリンターを使って機械が点字を打ち出します。
○音訳(朗読)ボランティア
「点訳」は、活字の本から点字の本を作りますが、「音訳」は声の本を作ります。活字の本を読んだものを、カセットテープやCDに吹き込み、声の本を作ることを「音訳」と言い、この作業を「音訳ボランティア」が担っています。中途で目を悪くされ、点字が読めないかたも多数いらっしゃいますので、多くの需要があります。近年は、パソコンを使って録音・製作を行います。
○作業ボランティア
ライトハウスライブラリーは、その名の通り「図書館」ですから、毎日沢山の図書、つまり点字の本や、本を声で吹き込んだカセットテープ・CDが返却されてきます。これらを早く次のかたに貸し出せるようにするため、ボランティアの力をお借りしています。この作業が「作業ボランティア」で、当館では「情報サポート みるみる」というグループが活動しています。
平日の午後1時30分から4時まで、利用者のかたから返されたカセットテープやCDの点検・新刊図書の準備等の作業をお願いしています。応募は随時受け付けています。
○デジタル編集ボランティア
少し前まで、声の本といえばカセットテープで作られたものでしたが、最近ではCD形式のものが主流です。そのため以前テープで作られた音訳図書をCDにする作業が必要になっています。この作業をお願いするのが「デジタル編集ボランティア」です。テープの音声をパソコンに取り込み、専用ソフトを使って編集し、CDにします。